九州地区船員対策連絡協議会より「海事施設見学会」の情報を頂きました。

 九州地区船員対策連絡協議会(事務局:九州地方海運組合連合会)は、平成27年8月18日(火)、九州海事産業次世代人材育成推進協議会(事務局:九州運輸局)との共催で海事施設見学会を開催し、福岡県小学校社会科教育研修協議会北九州部会小学校教諭の5名の方々にご参加頂きました。

1.【出前講座】

①
九州運輸局 竹本貨物課長

②
宇部興産海運(株) 冨山氏

〈出前講座Ⅰ〉
 一般社団法人日本船主協会制作DVD「暮らしを支える日本の海運」を上映後、九州運輸局竹本貨物課長から、内航海運とは「①大量輸送における国内物流の動脈としての役割を担っていること」、「②低炭素型の地球にやさしい輸送手段であること」、「内航船員高齢化の中で、若年船員の確保に向けた取り組みを、国、海運業界、船員教育機関等で連携して行っていること」の3つの点について重点的に説明。

〈出前講座Ⅱ〉
 宇部興産海運(株)海運本部船舶管理部所属・冨山貴史氏から、「①内航船内のしくみ」、「②内航船員の仕事や実際の内航船員の生活」について説明。

2.【大型フェリー見学】 ~阪九フェリー「いずみ」~
 関西と九州を結ぶ「阪九フェリー いずみ」の船内(デッキ、客室、操縦席等)を見学しました。

③

④

3.【冷蔵倉庫見学】

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冷蔵倉庫内(10℃)

⑥
冷凍倉庫内(-60℃)
タオルが凍っています。

4.【コンテナターミナル見学】

⑦
コンテナ運搬車

⑧
コンテナターミナル説明

 社会科を担当する先生方を対象に、普段なかなか目にすることの出来ない海事施設を実際に見学して頂き、社会科見学会などの学校行事に是非取り入れて頂きたいと思っております。

 今回の目的は、船だけを見学してもらうというわけではなく、船を動かすためには荷物が必要、その荷物はどのように運ばれるのか。そして、どのようにして消費者へ届くのかまでも理解して頂きたく、冷蔵倉庫やコンテナターミナル見学も取り入れました。

 今後も、当協議会では九州海事産業次世代人材育成推進協議会などと協力し合い、安定した船員確保に向け、船員対策活動に努めていきます。