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  金は天下の回りもの?

 先日、久し振りにちょいと一杯呑って帰ろうと、新橋の居酒屋さんに入りました。
  処がそこには何と、以前お会いした船に関連したお仕事をされている方にお会いしました。
  名前も知らない同士がお互いに「やー!久し振りー!」「いやー!奇遇ですねー!」と交わし、それから大変盛り上がってしまい、ちょいと一杯のつもりがお銚子の空くこと空くこと、植木等さんのスーダラ節になっちゃいました。
  しかし、何ですよ。新橋も変わっちゃいましたね〜。池が無くなって広場になり、蒸気機関車も綺麗になっていました。お近くにいらした方は是非一度訪ねてみてください。
  処でその方は「一昨秋のリーマンショック以来、世界経済の冷え込みで日本全体の景況が新型インフルエンザに罹ってしまったみたいだ」と仰有っていましたが、私もこれだけ落ち込むと人間元気が出ないな〜っと、つくづく感じていたところです。
  民主党政権も3ヵ月立ち、事業仕分けで国民の喝采を受けていますが、国民が望んでいるのは、「一早く景気浮揚策を実行して欲しい」と言うことだと思います。
  その方が仰有るには、船を造るのに大きさによって違うそうですが、標準的には大体6億円前後掛かるそうです。大変な資本投下ですよね。陸上だったら30坪の土地に数階建てのビルが建つんではないでしょうか。お金持ちの方が多いんですね。でも大部分が銀行からの借金と言うことだそうですが、私たちサラリーマンにはとてもとても返済できない額で、驚くやら感心するやら。
  処が、昔は14〜5年でその借金も返済できたそうですが、今では貸し船料が安く、借金から解放されるのがいつになるのか分からない。さらに驚くのが、これだけの資本を投下するにも拘わらず、その船を使って貰う保証が2〜3年位、一部の方は長期間保証して貰っているそうですが、一体どうやって借金返済するんでしょうかね〜?
  日本は島国で、太古の時代から船というものが輸送手段に使われており、絶対なくならない産業だとは思いますが、その方のお話を聞いている限り、そんなに割の合わない産業なら、いつしか誰も居なくなってしまうのではないでしょうか。とは言うものの、日本人のことですから誰かがその隙間を縫って独占事業化して大儲けする人が出てくるんでしょうね。
  「金は天下の回りもの」とは良く言いますよね。私も新橋の居酒屋さんを通して、少ないながらも「金を天下に回している」のですが、私の手許にはなかなか戻ってこないんです。どなたか、戻ってくる方法をご存知の方、教えて下さ〜い。
  ほら、そこのあなた!そのお金、私が持っていたものとそっくりですよ!返して下さい!!

匿名希望の飲兵衛

(2009/12/17)

 

 『肩ふりどころ』とは、機帆船時代に船だまりなどで船主船長さんや船員さん達が懇談した場所で、いわば情報交換、コミュニケーションに重要な役割を果たしました。
 それにちなんで命名したこのコーナーでは、組合員や所属船舶の乗組員の皆様方からの投稿を募集しております。
 歳時記、随筆、俳句、短歌、川柳、身近な出来事、あるいは写真、等々を自由にお寄せいただき、コミュニケーションの場となれば幸いです。
 但し、誹謗、中傷、苦情等々、あるいは他の書作物からの引用等に関しましては、掲載を見送らせていただきますので、お含みおき下さい。
 皆様方からの投稿は、下記にご送信していただければと存じます。

全国海運組合連合会  『肩ふりどころ』係

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