No.442:粗鋼生産 前月比3.5%増、前年同月比2.7%増 鉄連 2013年1月の鉄鋼生産概況速報発表

平成25年2月21日(木)Vol.442

粗鋼生産 前月比3.5%増、前年同月比2.7%増

鉄連 2013年1月の鉄鋼生産概況速報発表

 
日本鉄鋼連盟は2月20日、2013年1月の鉄鋼生産概況速報を発表した。概要は次の通り。

2013年1月の鉄鋼生産は、銑鉄、粗鋼、熱間圧延鋼材のいずれも前月比、前年同月比とも増加した。

銑鉄生産は702.3万トンと前月に比べ32.5万トン、4.9%増加、前年同月比6.8%増加となり、前年同月比では3カ月連続の増加となった。また2012年4月~2013年1月累計では6 845.0万トンと前年同期比2.3%増となった。なお、1月末の高炉稼働基数は前月同様の33基中27基であった。

粗鋼生産は886.5万トンと、前月比29.8万トン、3.5%増加、前年同月比2.7%増加となり、前年同月比で2カ月連続の増加となった。1月の1日当たり粗鋼生産は28.60万トンで、12月の同27.63万トン比3.5%増だった。また、2012年4月~2013年1月累計では8 953.1万トンと前年同期比1.1%増となった。

炉別生産をみると、転炉鋼が705.8万トンと前月比5.4%増(前年同月比6.4%増)、電炉鋼が180.7万トンと同3.4%減(同9.4%減)となり、前年同月比でみると転炉鋼が3カ月連続の増加、電炉鋼は6カ月連続の減少となった。

鋼種別生産では、普通鋼が702.2万トンと前月比1.9%増(前年同月比6.9%増)、特殊鋼が184.3万トンと同10.1%増加(同10.5%減)となり、前年同月比では普通鋼は3カ月連続の増加、特殊鋼は6カ月連続の減少となった。

熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は790.4万トンと前月に比べ49.1万トン、6.6%増(前年同月比1.0%増)と、前年同月比では2カ月連続の増加となった。また、2012年4月~2013年1月累計では7 858.0万トンと前年同期比0.7%増となった。

普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は643.0万トンと前月比43.8万トン、7.3%増(前年同月比5.2%増)となり、前年同月比では3カ月連続の増加となった。また、2012年4月~2013年1月累計では6 241.2万トンと前年同期比2.0%増となった。

品種別では、条鋼類は151.3万トン、前月比0.7%減(前年同月比1.8%増)で、前年同月比では2カ月振りの増加となった。鋼板類は485.7万トン、同9.9%増(同6.3%増)となり、前年同月比では3カ月連続の増加となった。

主要品種の生産内訳をみると、最大のウエイトを占める広幅帯鋼が390.1万トン(前月比10.7%増、前年同月比10.0%増)と、前年同月比で6カ月連続の増加となった。厚板は90.1万トン(同8.3%増、同4.5%減)と、前年同月比で6カ連続の減少となった。

一方、条鋼類では小形棒鋼が69.7万トン(同4.5%減、同1.7%減)と前年同月比で4カ月連続の減少となった。H形鋼は32.0万トン(同7.9%増、同12.7%増)と同8カ月連続の増加、大形形鋼は7.2万トン(同15.8%減、同14.4%減)と同2カ月振りの減少、中小形形鋼は9.0万トン(同7.4%増、同7.2%増)と同3カ月連続の増加となった。

特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は147.4万トンと、前月に比べ5.4万トン、3.8%増(前年同月比13.7%減)となり、前年同月比では6カ月連続の減少となった。また、2012年4月~2013年1月累計では1 616.8万トンと前年同期比3.8%減となった。

全国鉄鋼生産高速報 2013年1月 Excel

全国鋼材生産高速報 2013年1月 Excel

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