No.97:国内出荷連続7ヵ月前年比減 前月比減少幅3ヵ月連続最大 鉄連、2009年2月普通鋼鋼材需給速報発表

平成21年3月30日(月)Vol.97

国内出荷連続7ヵ月前年比減

前月比減少幅3ヵ月連続最大

鉄連、2009年2月普通鋼鋼材需給速報発表

 
2月の生産は、前年同月(699.4万トン)比294.2万トン・42.1%減の405.2万トンと5ヵ月連続で減少し、比較可能な56年1月以降では3ヵ月連続して最大の下げ幅を更新した。

2月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(644.8万トン)比22.0万トン・3.4%減の622.8万トンで、3ヵ月連続の減少となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(463.5万トン)比17.2万トン・3.7%減の446.3万トンと3ヵ月連続で減少し、問屋在庫も前月末(181.2万トン)比4.8万トン・2.6%減の176.5万トンと2ヵ月連続で減少した。

国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(576.6万トン)比27.7万トン・4.8%減の548.9万トンと2ヵ月連続で減少したのに対して、輸出船待在庫は前月末(68.1万トン)比5.7万トン・8.4%増の73.9万トンと、2ヵ月連続で増加した。

在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、亜鉛めっき鋼板(11.0万トン減の93.6万トン)、冷延広幅帯鋼(6.8万トン減の53.1万トン)、鋼管(1.7万トン減の54.1万トン)、中小形形鋼(1.4万トン減の7.5万トン)、その他の金属めっき鋼板(1.3万トン減の13.1万トン)、鋼帯(幅600mm以上)(1.2万トン減の166.0万トン)の各品種であった。一方、前月比1万トン以上増加した品種は、鋼板(2.8万トン増の72.4万トン)のみであった。

在庫が引き続き減少したものの、出荷レベルの低下を受けた結果、2月末の在庫率は、前月末の141.8%から4.0ポイント上昇して145.8%となり、4ヵ月連続で100%を大きく超えた。うち、国内在庫率は前月末の165.2%からさらに7.7ポイント上昇して172.9%に達し、75年12月(173.8%)以来の高いレベルとなった。

普通鋼鋼材需給速報総括表 2009.02 Excel

普通鋼鋼材品種別時給表 2009.02 Excel

普通鋼鋼材需給推移 2009.02 Excel

普通鋼鋼材在庫速報 2009.02 Excel

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