新年明けましておめでとうございます

会長 小比加 恒久obika09

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

今年は、この「おめでとうございます」と言う言葉が適切なのか疑問に感じながら使っているというのが偽らざる心境です。平成20年は、日本だけでなく世界中がとんでもない世界に引きずり込まれた1年でした。9月に麻生新内閣が誕生したのですが、すぐリーマンショックが襲い掛かり、さらに急激な円高、株価の下落と追い討ちをかけられました。12月に入ると、鉄鋼・自動車の大幅な減産、派遣労働者の突然の解雇が表面化して本当に真っ暗な、殺伐とした雰囲気で新年を迎える形となってしまいました。

我が内航業界にとっては、本格的影響は今年と思っています。すでに昨年の10~12月はオペレーターに影響が出ており、この年明けから21年度にかけてはオーナーに影響が出てくるのは間違いないと思います。全体の70%弱が老朽船という状況下で連トリ船の返船、傭船料の見直し等オーナーにとって厳しい環境が待ち受けているのが今年ではないでしょうか?どの時点が「底」なのか?アメリカ経済の回復次第と言われていますが、誰もわからないというのが正解でしょう。ただ手をこまねいて待っていても状況は変わりません。思い切った方針で変えて行くつもりで平成21年を乗り切りたいと思っています。皆様のご協力を宜しく御願い致します。

(平成21年1月1日掲載)