組合員の皆様へ

会長就任2期目を迎えご挨拶

全国海運組合連合会
会長 藏本 由紀夫

令和3年6月16日に行われました、第63回通常総会におきまして2期目の会長を拝命する事となりました。

令和の幕開けと共に迎えた会長職でしたが、半世紀以上続けてきた業界組織の中心的事業であった船腹調整事業からの暫定措置事業廃止に立ち会い、また、その後の組織や事業の方向性を明確にするという、我々業界にとっては大変大きな転換期を今迎えております。

また、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、日本も甚大な打撃を受け、内航海運業界にも深刻な影響が及んでいるところです。

具体的に内航海運を取り巻く環境は、令和 2 年度の粗鋼生産量が 8,279 万トンと昭和46 年(1971)度以来の 9,000 万トン割れとなり、また、石油製品も燃料油生産量(実績見込み)が 前年度比 6.5%減を示し、月別実績でも令和 3 年 2 月には前年同月比16%の 2 桁減で 16 カ月連続の前年割れと厳しい状況を示しています。

こうした中、我々業界においては、昨年公表され「令和の時代の内航海運に向けて」で言及された「安定輸送」、「生産性向上」、「取引環境の改善」、「コンプライアンス」等についての必要な対策や、内航海運業法を含む海事産業強化法の施行に向け必要な準備と対応を今後行なわなければなりません。

そして、暫定措置事業終了に伴う大きな転換期に際し、当連合会はじめ業界団体として、これまでの組織運営を振り返り、新しく持続可能な組織へと生まれ変わるにはどうすれば良いか、また、事業者の為の組織の在り方等についても今後早急に議論し、その結論を導き出さなければならないと思っております。

その為には、事業者の皆様はじめ関係者の皆様のお力添えを頂きながら、国や関係機関との連携を強化すると共に、これからも積極的に活動し責務を全うする所存でございます。

何卒、今後とも引き続きのご理解とご協力を宜しくお願いを申し上げながら、就任のご挨拶に代えさせて頂きます。 

 2021年6月吉日