組合員の皆様へ

新年(2022年)のご挨拶

全国海運組合連合会
会長 藏本 由紀夫

新年明けましておめでとうございます。

関係者の皆様におかれましては、新たな気持ちで新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

さて、昨年を振り返れば、新型コロナウイルス一色の一年でございました。幾度かの緊急事態宣言発出があり、また年末には小康状態になりましたが、海外で発見された新たな変異株の世界的拡大など、まだ予断を許さない状況にあります。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、2019年後半から景気が後退する状況が見られ、国内輸送量が大幅に落ち込んでおりましたが、現在では一部の輸送品目を除き回復の兆しも見えはじめています。

この様な中、業界では、船腹調整事業から数えると、半世紀以上続いてきた業界の中核的事業である暫定措置事業が、2021年8月に借入金の完済に伴い事実上終了致しました。

また、海事産業強化法が2021年5月に公布され、2022年4月の施行に向けた準備が進められる中、業界におけるこれらの周知や今後の対応について、現在検討されているところでございます。

内航総連では、新たな事業・財源・組織に向けた検討や準備を進めておりますが、業界の大きな転換期となる今年をはじめ、数年は試行錯誤の中で組織活動を行い、また新たな課題に直面するたびに、その見直しをすることを余儀なくされることが予想されます。

加えて、世界的な脱炭素に向けた動きも、代替建造に大きな影響を与えることが懸念されます。建造した船舶が、脱炭素化に関わる制度変更で使えなくなる、といった陳腐化リスクを船主が背負わないよう、今後の動きを注視していかなければなりません。

当連合会は、上記の課題に積極的に対応して参りますが、そのためにも地方組織を含めた組織のあり方の将来像を早期に示すことが求められております。全ての関係者の意見の収集に努めるとともに、常に情報を共有するよう、双方向で意見交換できる環境をさらに整備し、開かれた組織運営を目指して参ります。

最後に、事業者をはじめ、関係者の皆様方の今年一年のご多幸とご健勝を祈念し、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。 

 2022年1月1日