組合員の皆様へ

新年(2021年度)のご挨拶

全国海運組合連合会
会長 藏本 由紀夫

新年明けましておめでとうございます。

関係者の皆様におかれましては、新たな気持ちで新年をお迎えのこととお慶びを申し上げます。

さて、昨年を振り返れば、新型コロナウイルス感染症拡大に世界中が巻き込まれ、今日に至るまで、多くの犠牲者を出しています。現在、日本においても感染拡大第3波の渦中にあり、不安且つ不自由な生活や企業活動を余儀なくされています。そして新型コロナウイルス感染症拡大は、2019年後半からの景気低迷に拍車をかけ、輸送量が大幅に落ち込み、未だ一部の貨物においては、回復の兆しも見えない状況が続いております。

このような中、業界では、国土交通省交通政策審議会海事分科会の「基本政策部会」と「船員部会」の2つの議論における取り纏めも終えました。また、船腹調整事業から数えると、半世紀以上続いてきた業界の中心的事業である暫定措置事業もいよいよ今年8月には終焉を迎えます。業界は今まさに時代の区切りを迎えていると言えるでしょう。我々海運事業者は、物流事業者として新たな時代を如何に乗り越えていくのか、その真価を問われる局面に立たされています。そうした中、業界内では業界団体の中央組織の在り方・中心的事業・財源確保に関する検討を続けているところです。

当全国海運組合連合会は、内航総連合会加盟団体として、全国に地方連合会及び地区組合並びに支部を有し、事業者数が最も多く、したがって業種・船種・船型も異なる多種多様な事業者が加入している団体です。それ故に、意見の統一は簡単ではありません。しかし、この重大な局面だからこそより良い内航海運業を実現するため、ワンチームとしての結束を強めていかなければならないと思っています。

特に、議論の状況は常に動いていることから、HPの活用をはじめ会議の備忘録など電子媒体を用いた最新情報の開示に努めるともに、双方向で意見交換できるようHPのリニューアルや、リモート会議を可能とするWEB環境を整備して参りました。

このように、当全国海運組合連合会は、常に情報を共有し、意見交換できる環境の整備を進め、その下でより開かれた組織を目指し、業界団体の役割や暫定措置事業終了後の事業・組織の適切なあり方に関する具体的提案を今後も積極的に発信して参ります。

最後に、新型コロナウイルスの早期終息と、組合員の皆様方のご多幸並びにご健勝を祈念し、新年の挨拶に代えさせて頂きます。 

 2021年1月吉日